こんばんは
今日も梅田校で適性試験の講義でした。
伊藤塾のカリキュラムは最初の5回が入門編で、適性試験に必要な基本知識をINPUTします。
その後は実践編となり、
本試験レベルの問題をどのように解いていくかを身に付けます。
本試験で点数を取れない方の多くが、問題処理に時間がかかり過ぎています。
したがって、タイムマネジメントが必要になってきます。
ところが、現在、出版されている受験本は、
見ていただければ解るように解説が詳しく、
実際のテストの時にその方法で解いていれば、全く時間が不足してしまうという内容です。
これは無理からぬ事情もあります。
出版物は著者が読者に相対しているわけではないので、質問や疑問のでない解き方を書こうとします。
すると、当然のように説明が回りくどくなります。
また、書籍の内容をそれらしくするために専門的な知識や難解な知識を取り入れます。
よって、実践的ではなくなってしまうのです。
これは、一般的な講義にも当てはまります。
数学を大学受験科目にしていなかった学生に対して数学理論の基礎知識が必要な解説をしても、すぐに吸収できないにもかかわらず、講義をしている方が多く見られます。
私の講義は「効率化」=迅速・的確ということをベーシックに、進めます。
たとえば、読解について、文章を読むのが苦手な方の場合、文章を読まないで解ければそれにこしたことはないでしょう。
この単純は発想が大切ですし、問題処理の出発点になります。
もちろん、そのためには基本的な理論を身に付けることが必要なのですが、基本的は「基本的」であり、中高生でも理解できることが「基本的」内容なのです。
そういった基本的な知識を元に効率化を図ります。
具体的にはおいおいご説明したいと思います。