今日は立命館大学法科大学院の松宮先生とお話をしてきました。
新司法試験が来年度から施行されるにあたり、本年3年次生(既習は2年目)に法務省がプレテストを受験させましたが、その結果について興味深いものがありました。
1 法務省は択一試験で合格得点を設定し、
得点を得られなければ論述試験に進めないというアシきり設定を考えているのですが、
テスト結果では来年度の新司法試験合格予定者人数分しか得点をクリアできなかったようです。
つまり、択一得点者=新司法試験合格者ということになり、論述試験受験者は全て合格になってしまう結果だったのです。
試験の内容吟味についてはまたご報告しますが、数字の上での結果には法務省も頭を抱えていることだと思います。
2 法務省の設定は、新司法試験が現行試験の問題点の改善を打ち出しているのにもかかわらず、実際の適応力を見る口述試験を行わず、択一試験で輪切りにしようとしているという批判の声が出ていたのですが、この結果では、かなりの見直しがされそうです。
松宮先生は非常に丁寧にお話のされる、学生思いだと感じさせる方です。
私はよく立命館大学法科大学院受験を勧め、教え子の入学生も多数いますが、外部的・内部的な評価が非常に高いから勧めるというだけでなく、これまで実際に先生方にお会いして、信頼が持てると言うことも理由にあります。
ちなみに私の従兄弟が立命館大学法学部で教鞭をとっているという親近感もありますが。